リコーハンディプリンター販売終了なぜ?理由と後継機3選【保存版】
「ちょっとしたラベル印刷に使いたい」
「段ボールに直接印字したい」
そんなニッチな要望を完璧に叶えてくれていた、あの「RICOH Handy Printer(リコーハンディプリンター)」。
実は、すでにメーカーでの生産・販売が終了していることをご存じでしょうか?
「えっ、これから買おうと思ってたのに!」
「故障したらどうなるの?」
そんな不安を抱えている方のために、今回は販売終了の理由から、今からでも手に入れる方法、そして代わりに使える優秀な後継機までを徹底的に調査しました。
結論から言うと、市場在庫はまだわずかに残っていますが、価格が高騰する前に動く必要があります。
この記事を読めば、あなたが今すぐ取るべき行動が明確になりますよ。
さあ、在庫が尽きる前にチェックしておきましょう!
- リコーハンディプリンター販売終了はなぜ?隠された3つの理由
- 【緊急】まだ買える?市場在庫と価格高騰の現状
- 一番の不安要素「専用インクカートリッジ」はいつまで買える?
- なぜ愛された?リコーハンディプリンター唯一無二の機能
- 【後継機1】Selpic P1:ペン型でリコーに最も近い操作感
- 【後継機2】PrintPods(プリントポッズ):肌や食材にも印刷できる遊び心
- 【後継機3】BENTSAI(ベンサイ):金属やプラスチックもOKな産業用
- 徹底比較!リコー vs 後継機3選【スペック一覧表】
- 「テプラ」じゃダメなの?ラベルライターとの決定的な違い
- 実は最強?「100均スタンプ」で代用できるシーンとは
- 故障を防ぐ!長持ちさせるためのメンテナンス術
- メーカー修理はいつまで?サポート期限を確認しよう
- 不要になったら高く売れる?現在の中古買取相場
- 専用アプリが消える日…その時どうする?
- そもそも「印刷しない」選択肢も?DX化の波
- 【最終決断】今からリコーハンディプリンターを買うべき人
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:消えゆく名機、手に入れるならラストチャンス
リコーハンディプリンター販売終了はなぜ?隠された3つの理由

画期的なガジェットとして話題になったリコーハンディプリンター。
なぜ、これほど便利な製品が販売終了となってしまったのでしょうか?
公式から詳細な「販売終了理由」がプレスリリースとして大々的に発表されたわけではありませんが、業界の動向や製品の特性から、3つの大きな要因が見えてきます。
ここでは、その背景を深掘りしていきましょう。
ニッチ市場ゆえの需要の限界
リコーハンディプリンターは、ハガキや封筒、段ボールに「直接手でスライドして印刷する」という、非常にユニークなコンセプトを持っていました。
しかし、この「手でスライドする」という操作性が、万人受けしなかった可能性があります。
一般的なプリンターであれば、ボタン一つで大量の印刷物が自動で仕上がります。
一方でハンディプリンターは、一つひとつ手作業で印刷しなければなりません。
倉庫作業や特定の業務フローにおいては「神アイテム」として重宝されましたが、一般家庭や多くのオフィスでは「テプラで十分」「普通のプリンターでいい」という判断になりがちでした。
「刺さる人には深く刺さるが、マス層には届ききらなかった」というのが、販売終了の一因と考えられます。
部品調達難と製造コストの高騰
近年の家電・ガジェット業界全体を襲っているのが、半導体不足や原材料費の高騰です。
リコーハンディプリンターのような小型精密機器は、独自のセンサーや極小のインクヘッドなど、特殊な部品を多く使用しています。
これらの部品を安定して、かつ安価に調達し続けることが困難になった可能性は十分にあります。
製品価格を大幅に値上げして販売を継続するよりも、製品ライフサイクルとしての役割を終え、生産を終了するという経営判断が下されたとしても不思議ではありません。
特にリコーは、大型の複合機や産業用プリンターが主力事業です。
リソースを選択と集中させた結果と言えるでしょう。
スマホアプリ依存とOS更新の壁
このプリンターの最大の特徴であり、同時に弱点でもあったのが「専用アプリ(RICOH Handy Printer)」への依存度の高さです。
文字やQRコードのデータはすべてスマホやPCのアプリから転送します。
iOSやAndroidのOSは毎年アップデートされ、そのたびにアプリ側の対応・改修が必要になります。
販売台数が爆発的に伸びていれば開発費も回収できますが、ニッチな製品の場合、アプリのメンテナンスコストが重荷になってくるケースは少なくありません。
ハードウェア(本体)の販売終了後もアプリの公開は続いていますが、将来的にはOSのアップデートに対応しきれなくなるリスクも、メーカーとしては考慮したはずです。
【緊急】まだ買える?市場在庫と価格高騰の現状
「販売終了」と聞くと、もう二度と手に入らないと思いがちですが、実はまだ新品を手に入れるチャンスは残されています。
ただし、状況は刻一刻と厳しくなっています。
現在の市場在庫の状況と、価格の推移について詳しく解説します。
「欲しい!」と思ったときが買い時です。迷っている暇はありませんよ。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの在庫状況
大手ECサイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)では、まだ一部のショップが在庫を持っています。
しかし、公式ストアでの取り扱いは終了しており、現在は「販売店が抱えている流通在庫」のみが頼みの綱です。
カラーバリエーションは以下の3色展開でした。
- ホワイト(White)
- ブラック(Black)
- レッド(Red)
特に「ホワイト」は人気が高く、在庫切れの店舗が目立ち始めています。
ブラックやレッドであれば、まだ比較的見つけやすい状況ですが、これもいつ無くなるかは時間の問題です。
定価超えは当たり前?プレミア価格に注意
ここで注意しなければならないのが、価格の高騰(プレミア化)です。
発売当初の実勢価格は2万円台前後でしたが、現在は供給がストップしたことで希少価値が上がり、価格が上昇傾向にあります。
一部のショップでは、定価を大きく上回る価格で販売されているケースも見受けられます。
しかし、業務効率化のために「どうしてもこれじゃなきゃダメだ」というユーザーにとっては、多少高くても経費で購入する価値がある製品です。
「もっと安くなるかも」と待っていても、在庫が減るにつれて価格はさらに上がる一方です。
適正価格に近い在庫を見つけたら、即決断することをおすすめします。
中古品購入のリスクと注意点
「新品が高いなら、メルカリやヤフオクで中古を買えばいいのでは?」
そう考える方もいるでしょう。
確かに中古市場には多くのリコーハンディプリンターが出品されています。
しかし、ハンディプリンターの中古品には特有のリスクがあります。
それは「インクヘッドの乾燥・詰まり」です。
前の所有者が長期間使わずに放置していた場合、インクが固まってしまい、新しいインクカートリッジを入れても綺麗に印刷できない可能性があります。
また、手で動かす機構(ローラー部分)の劣化も懸念されます。
中古を購入する場合は、「動作確認済み」「ノズルチェック済み」の記載があるものを慎重に選ぶようにしてください。
トラブルを避けたいなら、やはり新品在庫を探すのが一番の近道です。
一番の不安要素「専用インクカートリッジ」はいつまで買える?
本体が販売終了した後に最も心配なのが、消耗品である「インクカートリッジ」の供給ですよね。
プリンター本体を持っていても、インクが売っていなければただの置物になってしまいます。
リコーハンディプリンターのインク事情について、徹底的に調べました。
これを読めば、将来的な運用の見通しが立ちますよ。
専用インク「HC01K」の供給状況
リコーハンディプリンターは、専用のインクカートリッジ「HC01K(黒)」を使用します。
基本的に、メーカーは本体の製造終了後も、数年間(一般的には5年〜7年程度)は消耗品や補修用部品の保有期間を設けています。
リコーの公式サイトを確認すると、製品のサポート終了時期は機種によって異なりますが、消耗品については今のところ継続して販売されています。
大手家電量販店やAmazonでも、インクカートリッジ単体であればまだ普通に購入可能です。
今すぐにインクが手に入らなくなる、という事態は考えにくいので、その点は安心してください。
互換インクはあるの?
一般的なプリンターであれば、安価な「互換インク」がサードパーティ製として出回ります。
しかし、リコーハンディプリンターは非常に特殊な形状とヘッド一体型のカートリッジを採用しているため、信頼できる互換インクはほとんど流通していません。
無理に形状の似た海外製の怪しいインクを使うと、本体の故障原因になるだけでなく、メーカーサポートも受けられなくなってしまいます。
この機種に関しては、純正インクを使い続けるのが最もコスパが良く、安全な選択です。
本体を手に入れたら、予備のインクを2〜3個ストックしておくのが、賢い運用方法と言えるでしょう。
インクの寿命と保管方法
「じゃあインクを大量に買い溜めしておこう!」
と思うかもしれませんが、インクには「使用期限」があります。
一般的にインクカートリッジの推奨使用期限は、製造から約2年程度です。
あまりに大量にストックしすぎると、使う前にインクが変質してしまう恐れがあります。
自分の使用頻度に合わせて、半年〜1年分くらいのストックを持っておくのがベストバランスです。
保管する際は、直射日光や高温多湿を避け、冷暗所に置いておくことを忘れないでくださいね。
なぜ愛された?リコーハンディプリンター唯一無二の機能
販売終了が惜しまれるリコーハンディプリンター。
ここであらためて、このガジェットがなぜ多くのユーザーに支持されたのか、その革命的な機能をおさらいしておきましょう。
後継機や代替機を選ぶ際も、これらの機能が基準になります。
「やっぱりこの機能はリコーにしかないんだよなぁ…」と再確認することになるかもしれません。
「書きたい場所にスライドするだけ」の直感操作
最大の特徴は、プリンター本体を持って、紙の上を「スッ」とスライドさせるだけで印刷できるという操作性です。
通常のプリンターは、紙をトレイにセットし、給紙ローラーを通さなければなりません。
しかしリコーハンディプリンターは、紙が動くのではなく、プリンターが動くのです。
これにより、「すでに製本された分厚いノート」や「組み立て済みの段ボール箱」など、絶対に給紙できない物体に対しても、直接印字が可能になりました。
この体験は、一度味わうと手放せなくなる便利さがあります。
テキスト、QRコード、画像…なんでも印刷可能
印刷できるのは文字だけではありません。
- 住所・宛名(縦書き・横書き対応)
- バーコード・QRコード
- オリジナルのロゴ画像
- 日付や連番(ナンバリング)
これらをアプリ上で自由に組み合わせて印刷できます。
特にQRコードの印刷品質の高さは評価が高く、倉庫管理やイベントの入場管理などで重宝されました。
「手書きだと読み取りミスが起きるけれど、シールを貼るのも面倒」
そんな現場の悩みを一発で解決してくれるソリューションだったのです。
【後継機1】Selpic P1:ペン型でリコーに最も近い操作感
リコーハンディプリンターの販売終了を受けて、真っ先に検討すべき代替機が「Selpic P1(セルピック)」です。
形状こそ「ペン型」ですが、その使用感やコンセプトはリコー製品に非常に近いです。
「どうしても手でスライドして印刷したい」というこだわりがある方には、これが最適解になるでしょう。
その特徴を詳しく見ていきましょう。
まるで蛍光ペンのような持ちやすさ
Selpic P1の最大の特徴は、そのスリムな形状です。
太めの蛍光ペンのようなスティック型デザインで、手になじみやすく、持ち運びにも場所を取りません。
リコーハンディプリンターは「箱」を持つ感覚でしたが、こちらは「ペン」を持つ感覚で操作できます。
そのため、狙った位置に直感的に印刷しやすく、特にノートの罫線に合わせて文字を入れるような細かい作業が得意です。
Wi-Fi接続でスムーズなデータ転送
リコー同様、専用のスマホアプリで文字や画像を作成し、Wi-Fi経由で本体に転送します。
BluetoothではなくWi-Fiを使用するため、データの転送速度が速く、ストレスを感じにくいのがメリットです。
日本語入力にももちろん対応しており、縦書き・横書きの切り替えもスムーズ。
ただし、海外メーカー製のため、アプリの日本語翻訳が一部不自然な箇所がある点はご愛嬌です。
インク詰まりに強い設計
ハンディプリンターの宿命である「インク詰まり」に対しても対策がなされています。
高品質なインクヘッドを採用しており、しばらく使わなくても目詰まりしにくい構造になっています。
また、交換用インクカートリッジも比較的入手しやすく、黒以外にも数色のカラーバリエーションが展開されているのも嬉しいポイントです。
「リコーが買えないなら、まずはこれ」と言える実力派ガジェットです。
【後継機2】PrintPods(プリントポッズ):肌や食材にも印刷できる遊び心
クラウドファンディングで爆発的な人気を集めたのが、この「PrintPods(プリントポッズ)」です。
リコーハンディプリンターが「ビジネス寄り」だとしたら、こちらは完全に「クリエイティブ寄り」の製品です。
「ただ文字を印刷するだけじゃつまらない!」
そんな遊び心あふれるあなたにおすすめの、万能ハンディプリンターです。
驚愕!「肌」や「マカロン」にも印刷可能
この製品の最大の売りは、インクの多様性です。
通常の黒インクに加え、なんと「肌に優しいインク」や「食用インク」まで用意されています。
- イベントで手の甲に入場パスを印刷する
- 手作りクッキーやマカロンにロゴを入れる
- 石鹸や木製のスプーンに名入れする
こんな使い方ができるのは、PrintPodsならでは。
カフェの運営者や、ハンドメイド作家さんにとっては、リコー製品以上に価値のあるツールになるかもしれません。
滑車付きで曲面印刷もスムーズ
本体の底面に小さなローラー(滑車)が付いており、これがガイドの役割を果たします。
これにより、リコーハンディプリンターが苦手としていた「わずかに湾曲した面」への印刷も比較的スムーズに行えます。
例えば、紙コップの側面や、少し膨らんだポーチの表面などにもアプローチ可能です。
ただし、極端に曲がった面や球体にはやはり限界があるので過信は禁物ですが、対応力は高いと言えます。
独自インクで「消えない」印刷も
さらに、「耐久性インク」を選べば、金属やガラスなどの非浸透面にもある程度の印刷が可能です(完全な定着には時間がかかります)。
リコー製品では諦めていた素材にもチャレンジできるため、用途の幅は無限大。
「事務作業」だけでなく「創作活動」にも使いたいなら、迷わずこちらを選びましょう。
価格もリコーより安価な場合が多く、導入のハードルが低いのも魅力です。
【後継機3】BENTSAI(ベンサイ):金属やプラスチックもOKな産業用
「遊びはいらない。とにかく業務でガシガシ使いたいんだ!」
そんなプロフェッショナルな現場の声に応えるのが、産業用ハンディプリンターの雄「BENTSAI(ベンサイ)」です。
見た目は少しゴツいですが、その性能は本物。
リコーハンディプリンターの「弱点」をすべて克服した、最強の実務機と言っても過言ではありません。
「溶剤性インク」でツルツル面も完全攻略
BENTSAIの最大の特徴は、「速乾性溶剤インク(ソルベントインク)」を使用できる点です。
これにより、リコー製品では不可能だった以下の素材への完全な印刷が可能になります。
- プラスチックケース
- 金属部品
- ガラス瓶
- ビニールパイプ
- アルミ缶
印刷直後に指で擦っても消えないほどの定着力を誇ります。
製造業のロット番号管理や、食品工場の賞味期限印字など、過酷な環境での使用にも耐えうる仕様です。
ガンタイプで安定した操作性
形状は、バーコードリーダーのような「ガンタイプ(ピストル型)」が主流です。
しっかりとグリップを握って操作できるため、手ブレが起きにくく、大量の段ボールに連続して印字する際も疲れにくい設計になっています。
また、本体にタッチパネル液晶を搭載しているモデルも多く、スマホアプリ無しで、その場で文字内容を変更できるのも大きなメリット。
現場にスマホを持ち込めない環境では、この機能が必須条件となるでしょう。
導入コストは高いが、元は取れる
唯一のネックは価格です。
リコーハンディプリンターの倍以上の価格帯(数万円〜十数万円)になることも珍しくありません。
しかし、ラベルシールを貼り続ける手間やコスト、剥がれるリスクを考えれば、長期的なコストパフォーマンスは決して悪くありません。
「絶対に消えてはいけない情報を、あらゆる素材に印刷する」というミッションがあるなら、BENTSAI一択です。
徹底比較!リコー vs 後継機3選【スペック一覧表】
ここまで紹介した3つの後継機と、本家リコーハンディプリンター。
それぞれの違いが一目でわかるように、比較表にまとめました。
あなたの用途にベストマッチするのはどれか、比較検討してみてください。
| 機種名 | 特徴 | 得意な素材 | 操作性 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| RICOH Handy Printer |
元祖・国産 安心感 |
紙・段ボール 封筒 |
箱型スライド (要慣れ) |
高騰中 |
| Selpic P1 | ペン型 軽量 |
紙・段ボール 木材 |
ペン感覚 (直感的) |
普通 |
| PrintPods | 食用インク 多機能 |
紙・肌・食品 曲面 |
滑車付き (遊び心) |
安い |
| BENTSAI | 産業用 強力インク |
金属・プラ ガラス |
ガンタイプ (安定的) |
高い |
もしあなたが、
「事務作業で封筒や伝票に使いたい」なら → リコー(在庫があれば) or Selpic P1
「趣味やイベント、ハンドメイドに使いたい」なら → PrintPods
「工場のラインや資材管理に使いたい」なら → BENTSAI
という選び方が正解です。
特にBENTSAIはリコーの完全な上位互換になり得ますが、サイズが大きくなる点だけ注意が必要です。
「テプラ」じゃダメなの?ラベルライターとの決定的な違い
ハンディプリンターを検討する際、必ず比較対象に挙がるのが「テプラ」や「ネームランド」などのラベルライターです。
「シールを貼れば同じことじゃないの?」
と思うかもしれませんが、実は運用面で大きな違いがあります。
あえてハンディプリンターを選ぶべき理由、逆にテプラの方が良いケースを解説します。
ハンディプリンター最大の利点:ゴミが出ない&剥がれない
ラベルライターの最大のストレス、それは「剥離紙(裏紙)のゴミが出る」ことです。
大量にラベリング作業をすると、足元が裏紙だらけになります。
また、シールは経年劣化で糊が弱くなり、いつの間にか剥がれ落ちてしまうリスクがあります。
特に倉庫内など温度変化が激しい場所では、シール剥がれは致命的です。
ハンディプリンターなら、インクで直接染み込ませるため、物理的に剥がれることがありません。
そして、ゴミも一切出ません。
この「ゴミゼロ」「剥がれゼロ」は、業務効率化において想像以上のメリットをもたらします。
ランニングコストの差
コスト面でも違いがあります。
ラベルライターは、テープカートリッジを消費します。
テープは1本あたり8m程度しかなく、大量に使うと意外とコストがかさみます。
一方、ハンディプリンターのインクカートリッジは、1つで数万文字以上の印刷が可能な場合が多く、1文字あたりの単価は圧倒的に安くなる傾向にあります。
初期費用(本体価格)はハンディプリンターの方が高いですが、長く大量に使うなら、実は経済的なのです。
テプラの方が優れている点
もちろん、テプラにも勝ち目はあります。
- 視認性が高い:黄色や赤の下地テープを使えば、遠くからでも目立つ。
- 修正が効く:貼り間違えても、剥がして貼り直せる(直接印刷は消せません)。
- 防水性:ラミネートテープなら、水濡れにも最強。
したがって、
「絶対に間違えてはいけない一発勝負」ならテプラ。
「とにかく数多く、スピーディーに処理したい」ならハンディプリンター。
このように使い分けるのが賢い方法です。
実は最強?「100均スタンプ」で代用できるシーンとは
ここまでハイテク機器を紹介してきましたが、灯台下暗し。
実は100円ショップ(ダイソー・セリア)のアナログアイテムで代用できるケースも多々あります。
「高いお金を出してプリンターを買ったのに、結局スタンプで良かった…」
なんてことにならないよう、アナログの底力も知っておきましょう。
連結スタンプの活用法
100均で売っている「連結式ゴム印(文字スタンプ)」をご存じでしょうか?
ひらがな、アルファベット、数字を自由に連結して、オリジナルのスタンプを作れるアイテムです。
もし、あなたが印刷したい内容が、
「賞味期限:202X.XX.XX」
「SAMPLE」
「検品済」
のように、「内容が固定されている」場合は、ハンディプリンターはオーバースペックです。
一度スタンプを組んでしまえば、インクパッドにつけて押すだけ。
充電もアプリも不要。起動時間0秒。
コストはわずか数百円です。
ハンディプリンターが必要な境界線
では、どこからがハンディプリンターの出番なのでしょうか?
それは「可変情報」を印刷したい時です。
- 宛名(毎回違う相手)
- シリアルナンバー(1つずつ数字が増える)
- その日の日付と時間
- 個別のQRコード
これらはスタンプでは対応不可能です。
逆に言えば、毎回同じロゴや文字を入れるだけなら、オーダーメイドのゴム印を作った方が、圧倒的に安く、早く、綺麗に仕上がります。
「その情報は毎回変わるのか?」
これを自問自答することで、無駄な出費を防ぐことができますよ。
故障を防ぐ!長持ちさせるためのメンテナンス術
リコーハンディプリンターはもう生産されていない貴重な機種です。
手に入れたからには、一日でも長く使い続けたいですよね。
故障の最大原因である「インク詰まり」と「ローラー汚れ」を防ぐための、正しいメンテナンス方法を伝授します。
これをやるかやらないかで、寿命が数年変わると言っても過言ではありません。
最も重要な「キャップ閉め」の習慣
基本中の基本ですが、最も重要なのが「使い終わったらすぐにキャップを閉める」ことです。
リコーハンディプリンターのインクは速乾性です。
わずか数分間、キャップを開けたまま放置しただけで、ヘッド表面のインクが乾燥し始めます。
「あとでもう一回使うから…」と横着せず、印刷するたびにカチッと音がするまでキャップを閉める習慣をつけてください。
これだけでトラブルの8割は防げます。
定期的なヘッドクリーニング手順
もし印刷にかすれが出始めたら、すぐにクリーニングを行いましょう。
1. アプリのメニューから「ヘッドクリーニング」を実行する。
2. それでも直らない場合は、柔らかい布(メガネ拭きなど)でヘッド周辺を優しく拭き取る。
ティッシュペーパーは繊維がヘッドに付着する恐れがあるため、避けた方が無難です。
また、長期間使わない場合でも、1ヶ月に1回は電源を入れてテスト印刷を行うことで、インクの固着を防ぐことができます。
愛車のように、定期的に動かしてあげることが長持ちの秘訣です。
メーカー修理はいつまで?サポート期限を確認しよう
万が一、本体が故障してしまった場合、頼みの綱となるのがメーカー修理です。
しかし、販売終了製品には「補修用性能部品の保有期間」というタイムリミットが存在します。
いつまで修理を受け付けてもらえるのか、現状を把握しておきましょう。
修理対応期間の目安
リコーの公式サイトによると、ハンディプリンター(Handy Printer)の補修用性能部品の保有期間は、製造終了後も一定期間設けられています。
具体的な終了年月日は公式サイトで随時更新されますが、一般的には販売終了から約5年〜7年程度が目安となります。
2022年頃に製造終了したと仮定すると、2027年〜2029年頃までは修理対応が可能である可能性が高いです。
ただし、部品の在庫状況によっては、期間内であっても修理受付が早期終了するケースもあります。
調子が悪いと感じたら、様子見をせずに早めにサポートセンターへ問い合わせることを強くおすすめします。
修理費用と買い替えの判断ライン
保証期間(通常1年)を過ぎた後の修理は、有償となります。
ハンディプリンターのような小型精密機器の場合、部品交換だけでなく技術料も加算されるため、修理費用が1万円〜1.5万円程度かかることも珍しくありません。
もし修理見積もりが高額になる場合は、思い切って前述した「後継機」への乗り換えを検討すべきタイミングかもしれません。
「修理して延命するか」「新品の他機種に投資するか」、冷静なコスト計算が必要です。
不要になったら高く売れる?現在の中古買取相場
「買ったけどあまり使わなかった…」
「業務フローが変わって不要になった」
そんな方は、そのまま眠らせておくのはもったいないです!
現在、リコーハンディプリンターは市場での希少価値が高まっており、中古買取相場も上昇傾向にあります。
驚きの買取事情について解説します。
箱・付属品完備なら高額査定も
中古市場(メルカリ、ヤフオク、買取専門店)での取引価格を調査すると、状態が良いものであれば、定価の6〜7割近い価格で取引されているケースも見られます。
特に以下の条件が揃っていると、高値がつきやすいです。
- 外箱、説明書が揃っている
- インクカートリッジが使える(または新品インク付き)
- 本体に傷や汚れが少ない(ホワイトは黄ばみがないこと)
新品の入手が困難な今、「どうしてもリコー製が必要」というビジネスユーザーが、血眼になって良品を探しています。
もし手元に眠っているなら、今が一番の「売り時」かもしれません。
ジャンク品でも値段がつく?
「インクが出ない」「動かない」といったジャンク品であっても、諦めて捨てるのは早いです。
部品取りや、自分で修理できるマニア向けに、数千円で取引されることもあります。
燃えないゴミとして処分する前に、一度フリマアプリに出品してみる価値は十分にあります。
ただし、出品する際はトラブル防止のため、不具合の内容を正直に、詳細に記載することを絶対に忘れないでください。
「正直な出品」こそが、高評価とスムーズな取引への近道です。
専用アプリが消える日…その時どうする?
ハードウェアだけでなく、ソフトウェア(アプリ)の寿命も気にしなければなりません。
リコーハンディプリンターはスマホアプリ「RICOH Handy Printer」が必須です。
もし将来、このアプリがApp StoreやGoogle Playから削除されたら、プリンターはただの文鎮と化してしまいます。
そんな「アプリ消滅リスク」への対策を考えておきましょう。
Windows版ドライバーの活用
実はスマホアプリだけでなく、Windows用のプリンタードライバーと専用アプリも用意されています。
スマホアプリはOSのアップデートで急に使えなくなるリスクが高いですが、Windowsソフトは比較的長く動作する傾向にあります(互換モードなども使えるため)。
PCをお持ちの方は、今のうちにリコー公式サイトからWindows版のソフトウェアをダウンロードし、インストールしておくことを強くおすすめします。
スマホがダメになっても、PC経由なら使い続けられるという「命綱」を確保しておきましょう。
古いスマホを専用機として残す
もう一つの対策は、機種変更して使わなくなった古いスマホやタブレットを、「ハンディプリンター専用機」として温存しておくことです。
OSの自動アップデートをオフにし、現在のアプリが動く環境を凍結保存しておきます。
これなら、最新のiOSでアプリが動かなくなっても影響を受けません。
Wi-Fi環境さえあればデータ転送は可能です。
「専用リモコン」として古い端末を再利用するのは、ガジェット好きの間では常套手段です。
そもそも「印刷しない」選択肢も?DX化の波
ここで視点を少し変えてみましょう。
なぜあなたはハンディプリンターを求めているのでしょうか?
「情報を記録・伝達するため」ですよね。
もし、その手段が「印刷」である必要がなくなったら?
販売終了を機に、アナログな印刷作業を見直す「DX(デジタルトランスフォーメーション)」のチャンスかもしれません。
QRコード管理への完全移行
例えば、段ボールに商品名や日付を印字している場合。
これを「QRコードシール(中身はURLや管理ID)」1枚に置き換え、詳細はスマホで読み取って確認する運用に変えることはできませんか?
これなら、ハンディプリンターで毎回違う文字を印刷する手間がなくなり、予め大量印刷したQRシールを貼るだけで済みます。
「書く」から「読み取る」へのシフトです。
ペーパーレス化の加速
社内回覧やメモ書きにハンディプリンターを使っているなら、チャットツールやタスク管理アプリへの完全移行を検討すべき時かもしれません。
リコーハンディプリンターの販売終了は、ある意味で「紙に印刷する文化の縮小」を象徴しているとも言えます。
「どうしても印刷しなければならない箇所」だけを厳選し、それ以外はデジタル化する。
そうすれば、高価な後継機を買う必要すらなくなるかもしれません。
「手段」に固執せず、「目的」を見直す良いきっかけにしてみてください。
【最終決断】今からリコーハンディプリンターを買うべき人
長くなりましたが、結局のところ、今からリコーハンディプリンターを探して買うべきなのでしょうか?
ここまで調査した結果に基づき、「買うべき人」と「やめるべき人」を明確に定義しました。
あなたはどちらに当てはまりますか?
無理をしてでも「買うべき」人
以下の条件に2つ以上当てはまるなら、在庫があるうちに確保してください。
- 封筒やハガキへの宛名印刷が業務のメインである
(この用途ではリコーの右に出るものはいません) - すでに社内でリコー製品を導入しており、台数を増やしたい
(操作方法の教育コストがかかりません) - 国産メーカーの信頼性とサポートを重視する
(海外製アプリの怪しい日本語に抵抗がある) - モノクロ印刷だけで十分だ
これらの方にとって、リコーハンディプリンターは依然として「唯一無二の神機」です。
多少のプレミア価格を払ってでも、入手する価値があります。
潔く「諦めるべき」人
逆に、以下の人は買っても後悔する可能性が高いです。
- ビニールやプラスチックにも印刷したい
(インクが乾きません。BENTSAIを買いましょう) - ロゴやイラストをカラーで印刷したい
(PrintPodsを買いましょう) - コストを極限まで抑えたい
(100均スタンプや手書きで十分かもしれません) - 機械のメンテナンスが苦手だ
(中古品や古い機種は手入れが必要です)
「なんとなく便利そう」という理由だけで手を出すのは危険です。
自分の用途を冷静に見極めてくださいね。
よくある質問(FAQ)
最後に、リコーハンディプリンターに関するよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
購入前の最終確認としてご活用ください。
- Q. インク1本でどれくらい印刷できますか?
- A. メーカー公称値では、約32,000文字(文字サイズなど条件による)とされています。毎日数十回宛名印刷をしても、数ヶ月〜半年は持つイメージです。ランニングコストは比較的優秀です。
- Q. バーコードリーダー機能はありますか?
- A. いいえ、読み取り機能はありません。あくまで「印刷(出力)」専用機です。バーコードを読み取って複製したい場合は、スマホアプリ側でカメラを使って読み取り、それをデータ化して送信する手順になります。
- Q. 洗濯すると落ちますか?
- A. はい、衣類用の布インクではないため、洗濯するとインクが滲んだり落ちたりします。布への恒久的な印刷には向きません。布用なら「お名前スタンプ」等の専用品をおすすめします。
- Q. スマホなしで印刷できますか?
- A. 基本的にはスマホかPCが必要です。ただし、「テスト印刷モード」などごく一部の機能を除き、印字データの送信には必ず端末が必要になります。本体単体で文字入力はできません。
まとめ:消えゆく名機、手に入れるならラストチャンス
リコーハンディプリンターの販売終了の理由から、現状の在庫、そして魅力的な後継機までを徹底解説してきました。
今回の記事のポイントをまとめます。
- 販売終了理由は「ニッチ需要」と「部品調達難」
- 市場在庫はまだあるが、価格高騰中&早い者勝ち
- インク供給は当面安心だが、純正以外は非推奨
- 後継機は用途別に「Selpic」「PrintPods」「BENTSAI」から選ぶ
- PC版ソフトの導入やメンテナンスで寿命を延ばせる
「スライドして印刷する」という新しい体験をもたらしてくれたリコーハンディプリンター。
日本のモノづくり魂が詰まったこの名機は、間違いなくガジェット史に残る一品です。
もし迷っているなら、新品が手に入る今のうちに決断することをおすすめします。
あなたの業務効率が、最適なプリンター選びで劇的に向上することを願っています!

コメント