【保存版】ウイスキー終売理由の真実5選!なぜ人気銘柄は消えるのか?
近年、ウイスキーファンの間で悲鳴が上がっているのが、人気銘柄の相次ぐ「終売」や「休売」のニュースです。
昨日まで当たり前に棚に並んでいたお気に入りのボトルが、突然姿を消してしまうのは本当に寂しいものですよね。
実は、ウイスキーが終売になるのには、単なる売れ行き不振だけではない、業界特有の深い事情や世界的なトレンドが複雑に関係しています。
この記事では、ウイスキーが終売になる本当の理由から、今すぐ確保すべき銘柄、そして賢く手に入れるための裏技まで徹底解説します。
- ウイスキーが終売になる最大の理由は「原酒不足」にある
- 世界的なジャパニーズウイスキー人気の高騰と転売問題
- ブランド戦略によるラインナップの再編と合理化
- 容器や原材料のコスト高騰による採算悪化
- 蒸留所の設備更新や物理的な閉鎖トラブル
- 「休売」と「終売」の違いを知ることで見えてくる希望
- なぜ今「サントリー」や「ニッカ」の看板銘柄が消えるのか
- 終売ニュースが出た直後に市場で起きること
- 「ノンエイジ化」というトレンドと終売の関係
- 輸入ウイスキー(スコッチ・バーボン)でも終売が相次ぐ理由
- 終売を回避するためにメーカーが行っている「苦肉の策」
- 終売が噂される「次に危ない」銘柄を見極める方法
- 「ラベル変更」や「リニューアル」に隠された真実
- コスパ最強だった「1,000円台ウイスキー」の終売ラッシュ
- クラフト蒸留所の乱立と生き残り競争の激化
- 「メルカリ」や「ヤフオク」で終売品を買う際のリスク
- 「終売品」を定価に近い価格で見つけるための裏技
ウイスキーが終売になる最大の理由は「原酒不足」にある

ウイスキーファンにとって最も聞き飽きた、しかし最も深刻な言葉が「原酒不足」ではないでしょうか。
ウイスキーは、蒸留してから製品として出荷できるまで、最低でも数年、長いものでは10年、20年という長い熟成期間を必要とします。
現在私たちが飲んでいるウイスキーは、実は10年以上前のメーカーの需要予測に基づいて仕込まれたものなのです。
しかし、近年の世界的なジャパニーズウイスキーブームは、当時の予想を遥かに上回るスピードで加速してしまいました。
その結果、熟成した原酒が底をつき、販売を継続できなくなるという事態に陥っています。
熟成期間が必要な飲み物ゆえの宿命
ビールやサワーのように、足りなくなったらすぐに増産するというわけにいかないのがウイスキーの難しいところです。
例えば「12年熟成」と銘打つためには、文字通り12年間の時間がかかります。
時間をショートカットできないという物理的な制約が、現在の終売ラッシュの根本にあります。
予測を上回る世界的なハイボールブームの影響
日本国内では、サントリーの戦略による「ハイボールブーム」が再燃し、若者からシニア層まで幅広くウイスキーが親しまれるようになりました。
このブームによって、それまで低迷していた国内需要が一気に爆発したことも大きな要因です。
| 要因 | 詳細 |
| 国内需要 | ハイボールの定着による日常消費の増加 |
| 海外需要 | 日本産ウイスキーの国際的評価の向上 |
| 供給能力 | 過去の減産体制による貯蔵原酒の枯渇 |
このように、需給のバランスが完全に崩れてしまったことが、多くの名酒を市場から消し去る結果となりました。
市場から消える前に、通販などで在庫を見つけたら迷わず確保しておくのが、現在のウイスキー愛好家の鉄則となっています。
世界的なジャパニーズウイスキー人気の高騰と転売問題
日本のウイスキーが世界中の賞を総なめにしたことで、海外のコレクターや投資家からの注目が一気に集まりました。
かつては数千円で購入できたボトルが、今やオークションで数十万円、数百万円という価格で取引されることも珍しくありません。
この異常なまでの高騰が、さらに「終売」に拍車をかけています。
投資対象としてのウイスキー(ボトラーズの台頭)
ウイスキーは「飲む資産」とも呼ばれるようになり、投資目的で買い占める人々が増えました。
本当に飲みたいファンの手に届かないという悲しい状況が続いています。
メーカー側も、転売対策として価格改定(値上げ)を行っていますが、それでも需要が衰える気配はありません。
オークション価格の異常な高騰が招く弊害
プレミアム価格がつくと、飲食店なども仕入れが困難になります。
結果として、スタンダードな12年ものやノンエイジのボトルまでもが、店頭から姿を消すことになりました。
定価で買える機会は、今や宝探しのような状態と言っても過言ではありません。
店舗を回るより、ポイント還元のある楽天市場や、在庫が安定しているAmazonを活用するのが、最も効率的に安く手に入れる方法と言えるでしょう。
ブランド戦略によるラインナップの再編と合理化
終売の理由は、単なる不足だけではありません。メーカー側の「経営判断」によるものも多いです。
多くのブランドを抱える大手メーカーは、より収益性の高い銘柄へ原酒を集中させるため、一部の銘柄を廃止することがあります。
ポートフォリオの整理と新ブランドへの移行
例えば、似たような味わいの銘柄を統合したり、新しいターゲット層に向けた新シリーズを立ち上げたりする際、古い銘柄は役目を終えます。
伝統ある銘柄が消えるのは残念ですが、ブランド維持のための苦肉の策とも言えます。
収益性の低い銘柄のカット
製造コストがかさむ一方で、価格を上げにくい銘柄などは、経営効率の観点からカットの対象になりやすいです。
| 再編の目的 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 原酒の有効活用 | 高級ラインへ希少原酒を優先的に配分 |
| マーケティング | 若年層向けの新デザイン・新商品への刷新 |
| コスト管理 | 不採算銘柄の生産停止による利益率向上 |
ファンにとっては思い入れのある一本でも、企業にとっては数字が優先される厳しい現実があります。
容器や原材料のコスト高騰による採算悪化
ウイスキーそのものだけでなく、それを取り巻く部材のコストも終売に影響を与えます。
特に近年の物流費の高騰や原材料価格の上昇は、メーカーにとって大きな打撃となっています。
ガラス瓶やキャップ、ラベルの供給難
ウイスキーを詰めるためのガラス瓶が不足したり、特殊なキャップの製造が止まってしまったりすることで、製品として出荷できなくなるケースがあります。
中身はあるのに容器がないという理由で、やむを得ず休売・終売になることもあるのです。
大麦やトウモロコシなどの原材料価格の上昇
主原料である穀物の価格も、世界情勢の影響で乱高下しています。
低価格帯のウイスキーなどは、原材料費の上昇を価格に転嫁しきれず、売れば売るほど赤字になるという状態に陥ることも。
「安くて美味しい」銘柄ほど、このコスト増の影響を受けやすいのが現状です。
お気に入りのデイリーウイスキーが終売になる前に、まとめ買いを検討してみてください。
蒸留所の設備更新や物理的な閉鎖トラブル
ウイスキーを造り続けるためには、巨大な蒸留設備のメンテナンスが欠かせません。
しかし、老朽化した設備の修繕に莫大な費用がかかる場合、それを機に生産を終了するという決断が下されることがあります。
歴史ある蒸留所の閉鎖がもたらす希少性
かつて存在した「軽井沢蒸留所」や「羽生蒸留所」のように、物理的に蒸留所が閉鎖されると、その原酒はこの世に二度と生まれません。
「伝説の銘柄」となっていく過程で、残ったボトルは天文学的な価格になっていきます。
自然災害や事故による生産停止のリスク
火災や地震など、予期せぬトラブルで熟成庫が被害を受けた場合も、供給が途絶える原因になります。
| 設備関連の要因 | 影響度 |
| 蒸留器(ポットスチル)の交換 | 大(味わいが変わる可能性も) |
| 熟成庫のキャパシティ不足 | 中(増産ができない要因) |
| オーナー会社の交代 | 大(方針転換による銘柄廃止) |
蒸留所の事情はファンには見えにくいものですが、いつ何が起きるか分かりません。
「休売」と「終売」の違いを知ることで見えてくる希望
ニュースでよく見かける「休売」という言葉。これは「終売」とは異なり、再開の可能性があることを意味します。
いつか復活する可能性がある「休売」の定義
休売は、あくまで「原酒が足りないから一時的に売るのをやめる」という状態です。
数年、あるいは数十年後に、原酒が十分に育ったタイミングで復活する可能性があります。
実際に「白州12年」などは一度休売した後に復活を遂げました。
一方、「終売」はブランドそのものをなくすことなので、復活の可能性は極めて低いです。
ファンが今できることは「待つ」か「探す」か
復活を気長に待つのも一つの手ですが、その間の数年間、お気に入りの味が飲めないのは辛いですよね。
市場から完全に消え去る前に、ネット通販や地元の酒屋をしらみつぶしに探す価値は十分にあります。
特に、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトは、全国の店舗の在庫が集まるため、掘り出し物が見つかる確率が高いです。
なぜ今「サントリー」や「ニッカ」の看板銘柄が消えるのか
日本のウイスキー界を牽引する二大巨頭、サントリーとニッカウヰスキー。彼らの代表的な銘柄が次々と終売・休売になる背景には、あまりにも急激すぎた「ジャパニーズウイスキーの地位向上」があります。
かつては「おじさんの飲み物」というイメージだったウイスキーが、世界最高峰の評価を受けるようになったことで、需要が地球規模にまで広がってしまいました。
特に「山崎」「響」「白州」「余市」「竹鶴」といった銘柄は、その名前だけで世界中のバイヤーが動くほどのブランド力を持っています。
国内の一般消費者が「いつもの酒屋」で購入しようとしても、在庫がないのは、世界中の富裕層やコレクターがターゲットにしているからなのです。
サントリー「白州12年」や「響17年」が辿った道
サントリーの代表作である「白州12年」や「響17年」は、一時期、深刻な原酒不足により休売に追い込まれました。
これは、1980年代後半から2000年代前半にかけての「ウイスキー冬の時代」に、生産量を極限まで絞っていたことが原因です。
当時のメーカーは、これほどまでのブームが来るとは予想できず、熟成させるべき樽の数が圧倒的に足りなくなってしまったのです。
現在は一部復活しているものもありますが、供給量は極めて限定的で、依然として入手困難な状況が続いています。
ニッカ「竹鶴」のラベル刷新とエイジング商品の終了
ニッカウヰスキーにおいても、創業者の名を冠した「竹鶴」の17年、21年、25年といった高年数表記のボトルが終売となりました。
現在流通しているのは、熟成年数を表記しない「ノンエイジ(NAS)」モデルが中心となっています。
| メーカー | 影響を受けた主な銘柄 | 現在の状況 |
|---|---|---|
| サントリー | 山崎10年、白州10年、響17年など | 終売または一部休売、NA化 |
| ニッカ | 竹鶴17/21/25年、余市・宮城峡エイジング | 多くが終売、NAへシフト |
| キリン | 富士山麓 樽熟原酒50度 | 終売後、新ラインナップへ移行 |
メーカーとしてはブランドを守るために、品質を落としてまで販売を続けることはしません。納得のいく原酒が溜まるまで、あえて「売らない」という厳しい決断を下しているのです。
終売ニュースが出た直後に市場で起きること
メーカーから「終売」のプレスリリースが出されると、市場は一瞬でパニック状態になります。
昨日まで棚の隅で埃を被っていたようなボトルが、翌日には店頭から消え、ネット上では数倍の価格で取引されるようになります。
これを加速させているのが、SNSによる情報の拡散速度です。「もう二度と飲めなくなる」という心理的飢餓感が、人々の購買意欲を異常に高めてしまうのです。
一晩で数倍に!ネットオークションの狂騒曲
かつては数千円だった「富士山麓」などの銘柄も、終売発表後には瞬く間に価格が跳ね上がりました。
こうした状況では、転売目的の個人だけでなく、一部の業者も在庫の抱え込みに動きます。
「定価で買う」という常識が通用しなくなるのが、終売発表直後の恐ろしさです。
飲食店での提供価格への影響と品薄
一般消費者だけでなく、バーや居酒屋などの飲食店も仕入れができなくなります。
その結果、お店で飲む際の一杯の価格も高騰し、最終的には「メニューにはあるが在庫切れ」という状態が常態化してしまいます。
もしあなたが飲食店を経営していたり、自宅で晩酌を楽しんだりしているなら、終売の噂が出た段階でAmazonや楽天の「予約販売」や「即納在庫」を押さえておくのが、最も被害を抑える賢い方法です。
「ノンエイジ化」というトレンドと終売の関係
最近のウイスキー市場で最も顕著なのが、年数表記のない「ノンエイジ(ノンヴィンテージ)」商品への切り替えです。
これは、実質的な「エイジング商品の終売」と「ラインナップの若返り」を意味しています。
熟成のピークをブレンダーの技術で再現
年数表記がないからといって、決して品質が低いわけではありません。
ブレンダーは、若くて力強い原酒と、少量しか残っていない貴重な長期熟成原酒を巧みにブレンドし、ブランドの個性を再現しています。
「12年という数字」に縛られず、味の完成度を追求できるという点では、メーカー側の合理的な進化とも言えるでしょう。
消費者が受け入れるべき新しいウイスキーの形
かつての「12年」「17年」が当たり前だった時代は終わりました。
これからは、メーカーが提案する「新しい味わい」を楽しみつつ、たまに見つけるヴィンテージボトルを大切に味わう、というスタイルが主流になっていくでしょう。
| タイプ | 特徴 | 狙い目 |
| エイジング品 | 熟成感があり、希少価値が非常に高い | 特別な日のための一本として |
| ノンエイジ(NA) | 供給が比較的安定しており、価格も手頃 | 日々のハイボールやロック用に |
通販サイトでは、これら新旧のボトルが混在して販売されている時期があります。旧ラベルやエイジング表記があるうちに購入しておくのは、将来的な資産価値としても期待できます。
輸入ウイスキー(スコッチ・バーボン)でも終売が相次ぐ理由
終売の嵐はジャパニーズウイスキーだけではありません。本場スコットランドの「スコッチ」や、アメリカの「バーボン」でも深刻な事態が起きています。
世界的な「プレミアム・スピリッツ(高級酒)」の需要増加が、伝統的な銘柄の首を絞めているのです。
マッカランやグレンリベットなどの供給制限
「シングルモルトのロールスロイス」と称されるザ・マッカランも、一部のラインナップで終売や仕様変更が行われています。
特にシェリー樽の不足は深刻で、樽のコスト高騰がそのまま製品の終売や大幅な値上げに直結しています。
バーボンにおいても、急激な需要増により、熟成が追いつかずにラインナップを縮小する蒸留所が増えています。
日本市場への割り当て減少という現実
世界的な奪い合いの結果、日本市場への「割り当て」そのものが減っているという悲しい事実もあります。
中国や東南アジアなどの新興富裕層が、高い価格で大量に買い付けているため、日本向けの在庫が後回しにされているのです。
かつては「日本に行けば安くスコッチが買える」と言われていましたが、その時代も終わりを告げようとしています。
お気に入りの海外銘柄があるなら、今のうちに並行輸入品などを通販で賢く探しておくのがおすすめです。
終売を回避するためにメーカーが行っている「苦肉の策」
メーカー側も、指をくわえて終売にしているわけではありません。看板銘柄を守るために、様々な工夫を凝らしています。
しかし、それらの対策が、皮肉にもファンの間で「改悪」と捉えられてしまうこともあります。
度数の引き下げ(プルーフダウン)による供給拡大
一部の銘柄では、アルコール度数をわずかに下げることで、一樽から取れるボトルの本数を増やそうとする試みが見られます。
味への影響を最小限に抑えつつ、供給量を確保するための戦略ですが、コアなファンからは厳しい目で見られることも。
ブレンド比率の変更と代替原酒の活用
自社原酒が足りない場合、他社の原酒をブレンドすることで「ブレンデッドウイスキー」としての供給を維持するケースもあります。
| 対策 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| NA化への移行 | 供給の安定化、価格抑制 | 熟成感の低下、ブランド力減退 |
| 度数の調整 | 販売数量の増加 | 味わいやパンチの減少 |
| 価格の大幅改定 | ブランド価値の維持、転売抑制 | 一般ファンが手を出せなくなる |
「終売になるよりは、形を変えてでも残ってほしい」というメーカーの願いと、消費者の理想のギャップが現在の市場を象徴しています。
終売が噂される「次に危ない」銘柄を見極める方法
ウイスキーファンにとって、最も避けたいのは「愛飲していた銘柄が突然終売になること」です。
実は、公式発表が出る前にも、いくつかの「終売の予兆」が市場に現れることがあります。
まず注目すべきは、コンビニやスーパーの棚からその銘柄が消え、補充されなくなる現象です。
「どこに行っても見かけない」状態が数ヶ月続くと、それはメーカー側で出荷制限がかかっている証拠であり、休売や終売の前触れである可能性が非常に高いです。
酒販店の仕入れ状況と店員さんの声
地元の酒屋さんに「最近あの銘柄、入ってこないね」と声をかけてみてください。
卸業者から「次回入荷未定」と言われている場合、すでに生産ラインで何らかのトラブルや方針転換が起きているサインです。
また、メーカーの公式サイトで「商品紹介ページ」から画像が消えたり、PDFのラインナップ一覧から外れたりすることもあります。
デジタルの世界での動きは、リアルの棚よりも早いことが多いため、こまめなチェックが欠かせません。
「新商品」の発売は「旧商品」終売の合図
メーカーが似たような価格帯で「リニューアル」や「新シリーズ」を発表した時は注意が必要です。
| 予兆のパターン | 危険度 | チェックポイント |
|---|---|---|
| ラベルデザインの変更 | 低 | 中身は同じだが、旧ラベルがプレミア化することも |
| 価格改定(大幅な値上げ) | 中 | 供給を絞ってブランドを守ろうとしている段階 |
| 後継シリーズの発表 | 高 | 在庫がなくなり次第、旧銘柄は完全に姿を消す |
こうした情報をいち早くキャッチするには、Twitter(X)などのSNSでウイスキーファン同士の交流を深めることも有効です。
しかし、噂が出た時にはすでに手遅れな場合も多いため、通販サイトの「お気に入り」に登録しておき、在庫があるうちにポチっておくのが最も確実な防衛策といえます。
「ラベル変更」や「リニューアル」に隠された真実
「ラベルが変わるだけなら味は同じだろう」と思われがちですが、実はそこに終売への第一歩が隠されていることがあります。
メーカーは、原酒の配合を変えたり、コストダウンを図ったりするタイミングで、ラベルを一新することが多いからです。
「旧ラベルの方が美味しかった」という声が上がるのは、ウイスキー界では日常茶飯事です。
実際、熟成の進んだ古い原酒が使われていた旧ボトルは、新ボトルよりも味わいに深みがあることが少なくありません。
「特級」表示や「旧ロゴ」にプレミアムがつく理由
日本の古いウイスキーには「ウイスキー特級」という表記があるものがあります。これは1989年までの旧酒税法に基づいたものです。
こうした「過去の遺物」となったボトルは、実質的な終売品と同じ価値を持ち、コレクターの間で高値で取引されます。
たとえ同じ銘柄であっても、ラベルのデザイン一つで中身の「時代」が分かり、価値が大きく変わるのです。
メーカーが語らない「味の調整」の裏側
ラベル変更と同時に、ブレンダーは現在の原酒在庫に合わせて味を再構築します。
かつての力強いシェリー感やピーティーさが、コストや供給の都合でマイルドになってしまうこともあります。
「今のうちに昔の味を確保しておきたい」と願うなら、リニューアル後の現行品ではなく、通販サイトに残っている旧ボトルを指名買いするのが正解です。
Amazonや楽天なら、商品画像でラベルの違いを判別できることもあるため、じっくりと比較してみてください。
コスパ最強だった「1,000円台ウイスキー」の終売ラッシュ
高級ウイスキーの終売ばかりが注目されますが、実は家飲みの味方だった「1,000円前後の低価格ウイスキー」も危機に瀕しています。
安価な銘柄は利益率が低く、原材料費や運送費の少しの上昇で、即座に採算が取れなくなってしまうからです。
「毎日ハイボールで飲んでいたあの一本」が、突然リニューアルという名の大幅値上げをしたり、ラインナップから消えたりするのは、こうした企業努力の限界が原因です。
ブラックニッカやトリスなどの動向
大手メーカーの低価格ラインは、最も激しい競争にさらされています。
かつては1,000円でお釣りが来た銘柄も、今や1,500円、2,000円と徐々に価格帯が上がってきています。
| 価格帯 | 現状の課題 | 将来の予測 |
|---|---|---|
| 1,000円以下 | 利益がほとんど出ない限界状態 | 実質的な消滅、またはペットボトル化 |
| 1,500円〜2,500円 | 最も需要が多いが原酒が足りない | この価格帯へ主力がシフト |
ペットボトル化という選択肢と終売回避
瓶代を節約するために、大型のペットボトル製品へ移行するケースも増えています。
これは「瓶入りの従来品は終売」とし、中身を量産型へ切り替えるという判断でもあります。
ガラス瓶の質感や重厚感を好むファンにとっては、これも一つの「終わりの形」と言えるかもしれません。
お気に入りのデイリーウイスキーが「最近高くなったな」と感じたら、それは終売へのカウントダウンかもしれません。通販でのまとめ買いなら1本当たりのコストを下げられるので、賢くストックしておきましょう。
クラフト蒸留所の乱立と生き残り競争の激化
大手メーカーが終売に苦しむ一方で、日本全国には「クラフト蒸留所」と呼ばれる小規模なメーカーが次々と誕生しています。
しかし、これら新興メーカーにとっても、「終売」は隣り合わせの恐怖です。
ウイスキーは売れるまでに数年の月日がかかるため、その間の運転資金が底をつけば、ブランドごと消滅してしまうリスクがあるからです。
「3年熟成」までの長い空白期間
ウイスキーと名乗るためには最低3年の熟成が必要(ジャパニーズウイスキーの自主基準)です。
「やっと製品ができた」と思っても、次の一手を打つ資金がなければ継続できません。
こうした背景から、初期に発売された「ファーストエディション」などは、二度と手に入らない希少な終売品として、後のオークションで高値がつくこともあります。
淘汰される小規模ブランドの現実
現在100ヶ所近くあると言われる日本の蒸留所も、10年後には半分になっているかもしれません。
「今しか飲めない、無名だけど美味しいウイスキー」を探すのは、ウイスキーファンの醍醐味でもあります。
もし、通販サイトで評判の良いクラフトウイスキーを見つけたら、それは「未来の山崎」かもしれません。今のうちに一口飲んでおかないと、二度と出会えなくなる可能性があるのです。
「メルカリ」や「ヤフオク」で終売品を買う際のリスク
どうしても手に入らない終売品を求めて、フリマアプリやオークションを利用する人も多いでしょう。
しかし、そこには個人売買ならではの恐ろしいリスクが潜んでいます。
中身がすり替えられている!?「偽造品」の恐怖
最も悪質なのが、空瓶に別の安いウイスキーを詰め替え、精巧なキャップシールで封印して販売する手法です。
「ラベルは本物、中身は偽物」という事態が多発しており、特に高額な終売品ほどターゲットになりやすいです。
見た目だけで判断するのはプロでも難しく、飲んでみて初めて違和感に気づくという悲劇が絶えません。
保存状態の悪化による味の劣化
ウイスキーは強いお酒ですが、直射日光や高温多湿にさらされると、確実に劣化します。
| チェック項目 | リスクの内容 |
|---|---|
| 保管場所 | キッチンの下や物置など、温度変化が激しい場所はNG |
| 液面低下 | コルクの劣化によりアルコールが揮発している可能性 |
| 浮遊物(オリ) | 長期間の放置による成分の固着、濁り |
個人から買う場合は、これらのリスクをすべて自己責任で負わなければなりません。
安心・安全を最優先するなら、やはり信頼できる大手通販サイトや、実績のある酒類販売業者から購入することを強くおすすめします。
Amazonや楽天市場の正規販売店であれば、品質管理が徹底されており、万が一の際も対応が期待できるからです。
「終売品」を定価に近い価格で見つけるための裏技
「もうどこにも売っていない」と諦める前に、まだ試せる方法はいくつかあります。
ネットを駆使すれば、奇跡的に定価に近い在庫に巡り合えることもあるのです。
地方の小さな酒屋やスーパーの在庫を狙う
都会の大型店はすぐに在庫がなくなりますが、地方の年配のご夫婦が営んでいるような酒屋さんには、ポツンと古いボトルが残っていることがあります。
こうした「タイムカプセル」のようなお店を探し出すのは、リアルな宝探しのような楽しさがあります。
大手通販サイトの「入荷通知」を最大限に活用する
Amazonや楽天市場では、一時的に在庫が切れていても、キャンセル分や再入荷分がゲリラ的に販売されることがあります。
「再入荷通知設定」をしておき、スマホに通知が来た瞬間に決済を済ませるのが、勝率を上げるコツです。
また、楽天スーパーセールやブラックフライデーなどの大型イベント時には、目玉商品として終売品が限定数放出されることもあります。
こうしたタイミングを見逃さないよう、日頃からカートに入れて準備をしておくことが重要です。

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